フッサール現象学批判について [現象学批判]
現象学批判も様々なレベルでありますが、ほとんどは初歩的な誤りであり、ただ「イデーン I」を始めとしたフッサールの著作を意図を追って読んでいないことによるものです。
全てを超越論的主観性に還元し「出発する」現象学を、超越論的主観と客観論・実在論をいつの間にか混在させながら、また事実と本質を混同しながら批判しているようなものがほとんどです。またフッサールの「真理、客観、明証、妥当等」の言葉を未分化なまま受け取っています。
私の知る限り、フッサール現象学自体を批判したもので議論になるのは、ハイデガーの批判ぐらいです。主な現象学批判については、明らかにしていきたいと思います。
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