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独我論問題 [哲学問題]

「他我論」で理解してもらえる思いますが、「独我論問題」というのは基本的にはありません。

「事物」が知覚による超越としての「確信」であるように、「他我」も知覚による超越としての「確信」でしかありません。従って、「他我」も確信の度合いがあり、錯覚もあるということです。

近くの人と遠くの人、声と合成音、テレビの人やCG、アニメなどについて考えればわかる通りです。

自我が「内在」的な知覚、体験として疑いえないものであるのに対し、他我は「超越」的な知覚、体験として疑わしさが残るものです。

「客観視点」に立って、「他我」は証明できない、というような論理はそもそも背理です。


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